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マインドフルネスはうつ病に効果がある?医療機関での導入事例も紹介

女性が自然の中でマインドフルネス瞑想をしている様子

近年、うつ病をはじめとする精神疾患に対して、マインドフルネスを治療に取り入れる医療機関が増えてきています。

ではいったい、マインドフルネスをすることでうつ病などの精神疾患にどのような効果があるのでしょうか?

この記事では、公認心理士の資格を持つMELONインストラクターの関口奈央さんへのインタビューの元、看護師・ライターの西賀が「マインドフルネスがうつ病に効果的な理由」について紹介していきます。

また、「医療機関での導入事例」や「うつ病の方がマインドフルネスを行う上での注意点」も解説するので、ぜひ参考にしてください!

マインドフルネスとは?

女性が自然の中で座ってマインドフルネス瞑想をしている様子

「そもそもマインドフルネスってなに?」と思われる方もいるでしょう。

そこでここでは、マインドフルネスがうつ病にもたらす効果などを紹介する前に、マインドフルネス瞑想の基本についてお伝えしていきます。

マインドフルネスとは何か

マインドフルネスは、簡単に説明すると「今この瞬間に評価や判断をせずに意識を向け続ける」ことです。

自分の中にあるさまざまな思考や感情と向き合いながら、今この瞬間に意識を向けていくことが重要です。

マインドフルネスの意味や考え方については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

マインドフルネスの発祥・起源

マインドフルネスという言葉を世に普及させたのは、マサチューセッツ工科大学医学部の教授であるジョン・カバット・ジン博士です。そして、そのルーツは仏教にあるとされています。

禅の指導者から瞑想などの修行法を学んだ彼は、多くの人が取り組めるようマインドフルネスを広めていきました。

マインドフルネスの発祥と起源の詳しい説明は、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

マインドフルネスの一般的な効果

マインドフルネスにはさまざまな効果があります。

例えば以下の通り。

  • 集中力・記憶力が高まる
  • 不安やストレスを軽減する
  • 共感力・EQが高まる
  • 睡眠の質が高まる
  • 自己肯定感が高まる

実際にさまざまな研究によって、これらの効果が実証されているのです。

以下の記事では、マインドフルネスの効果についてさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!

うつ病の治療の一環としてマインドフルネスが効果的

白い花が咲いている様子

マインドフルネスは近年、うつ病などの精神疾患の治療の一環として、医療機関でも取り入れられています。

また、精神科の外来、デイケア、入院治療のプログラム、リワークプログラムの1つとしても注目されているのです。

実際にハーバード大学で行われた研究などで、うつ病にはマインドフルネスが効果的な場合があることがわかっています。

うつ病にはなぜマインドフルネスが効果的?

では、うつ病にはなぜマインドフルネスが効果的なのでしょうか。

うつ病の症状の1つに、否定的な思考に偏りやすくなることがあります。

否定的な思考に囚われて気持ちの切り替えがうまくいかなくなり、その思考が頭の中で反芻されてしまうことがあるのです。

そこで、マインドフルネスを実践し「今ここ」に意識を向けられると、否定的な思考を客観視し距離を置くことができます。

そうすることで、否定的な思考が繰り返されてしまう反芻思考が軽減できることが分かっています。

反芻思考が軽減することで、結果的にうつ症状の改善や再発予防につながると言われているんですね。

医療現場ではどのようにマインドフルネスが取り入れられている?

医療現場では、MBSRという8週間のプログラムが取り入れられているところが多いです。

MBSRとはジョン・カバット・ジン博士が提唱したマインドフルネスストレス低減法のこと。

具体的には、食べる瞑想、静坐瞑想、歩行瞑想、ヨーガ、ボディスキャン、呼吸法などを行い、自宅でも45分の瞑想を毎日行います。

プログラムの中でマインドフルネスを実践することで、じっくり自分と向き合っていきます。

実際に、8週間のプログラムによってうつ症状の改善や慢性疼痛の軽減といった効果が確認されているのです。

出典:「マインドフルネスに基づくストレス低減プログラム」の健康心理学への応用

マインドフルネスはうつ病以外の精神疾患にも効果はある?

マインドフルネスはうつ病以外にも、不安症群、摂食障害、不眠障害、適応障害などの疾患にも効果があるとの研究結果もあります。

基本的には、この疾患だからマインドフルネスが適する、適さない、ということはなく、個人個人の疾患の状態に合わせてマインドフルネスをおこなうことが大切です。

このような精神疾患の症状がある場合は、必ず医師と相談してから行いましょう。

マインドフルネス瞑想がうつ病を悪化させる危険性はある?

ピンクと赤のハートのオブジェクト

結論からいうと、場合によってはマインドフルネス瞑想が症状に影響が出てしまうという可能性はあります。

例えば、「重度のうつ病」や「心的外傷およびストレス因関連障害群などの疾患」など、マインドフルネス瞑想により何らかの症状が出現する可能性に、少なからず影響することも考えられるのです。

もし思い当たる症状のある方は医療機関に相談して、安全に実践することをおすすめします。

以下の記事では、「マインドフルネスをやってはいけない人はいるのか?」や「どんな危険性はあるのか?」について解説しているので、ぜひ参考にしてください!

うつ病の人がマインドフルネス瞑想をおこなう上で注意すべきこと

ハートのオブジェクトに絆創膏が乗っている様子

うつ病の人がマインドフルネス瞑想をおこなう上で、注意すべきことがいくつかあります。

ここでは、その中でも特に気をつけてほしいポイントについて、分かりやすく解説していきます。

医療機関と相談してからおこなう

うつ病の方が自己判断でマインドフルネスを行うのはおすすめしません。

なぜなら、うつ病の症状の大きさによってはマインドフルネスで症状が悪化してしまう可能性もゼロではないからです。

なので、うつ病にはマインドフルネスが必ず効果があると自己判断せずに、医師と相談してマインドフルネスを安全に行える状態なのかを必ず確認しましょう。

医師が「今は休むことが大切」だと判断した場合には、マインドフルネスなどの心のトレーニングはお休みをして、療養をした方が良い場合もあります。

個人の状態に合わせて行っていきましょう。

無理して頑張ろうとしない

うつ病の人がマインドフルネスを実践するとき、頑張りすぎて疲れてしまうこともあります。

その場合、効果が十分に得られないことがあるんですね。

なので、無理して頑張ろうとせずに、無理のない範囲でマインドフルネスを実践することが大切です。

例えば、「ご飯の最初の一口をマインドフルに味わう」だけでも立派なマインドフルネスのトレーニングになりますよ。

以下の記事では、日常でできるさまざまなマインドフルネスのやり方を紹介しているので、自分の取り入れやすい瞑想法を実践してみてください!

マインドフルネスは医療従事者の方にもおすすめ

女性が自然の中で座ってマインドフルネス瞑想をしている様子

最近では、医療従事者の燃え尽き症候群の予防にも、マインドフルネスが効果的だとされています。

患者様のケアを行うことによる共感疲労などに対し、適切にセルフケアをすることでより良いケアの提供にも繋がるのです。

そのため、医療従事者や介護職など、対人援助職の方々にもマインドフルネスはおすすめです。


当社MELONでは、「医療機関でのマインドフルネスプログラムの提供」や「医療従事者へのマインドフルネスプログラムの無償提供」などを行っています。

詳しい内容は以下の記事に記載してありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

まとめ

この記事では、マインドフルネスがうつ病の治療に効果的な理由や、うつ病の人がマインドフルネスを行う上で注意すべきことなどについて詳しく紹介しました。

マインドフルネスを実践することで、うつ病の症状にも効果的な場合があるので、気になる方は医師と相談した上で実践してみてくださいね。

ただし、無理に頑張ろうとせずに、自分のできる範囲で継続してみましょう。

以下の記事では、マインドフルネスを習慣化して継続するコツについて紹介しているのでぜひ参考にしてください!

また、当社MELONでは「MELON ONLINE」というサービスを提供しています。

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