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マインドフルネスの意味とは?簡単にわかりやすく解説!

マインドフルネス 意味

ここ数年、よく耳にするようになった「マインドフルネス」という言葉。さまざまなメディアに取り上げられていますが、「マインドフルネスってなに?」「どんな効果があるの?」と、意味がいまいちわからないという方も多いはず。

そこで今回は、「マインドフルネスとはなにか?」について、意味や考え方をわかりやすく紹介していきます。

また、マインドフルネスで得られる効果や瞑想との関係性についても簡単に解説するので、ぜひ参考にしてください。


マインドフルネスの全体像を知りたい方はこちらの記事をぜひご覧ください。

マインドフルネスとは?意味・考え方をわかりやすく紹介

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ここでは、マインドフルネスの概念や考え方を簡単に説明します。

マインドフルネスとは「脳や心を整えるための方法」の一つ

マインドフルネスとは、簡単にわかりやすく言うと「脳や心を整えるための方法」のセルフケアです。

人間には、生きていく上で避けては通れない悩みや心配事、怒りといったさまざま感情があります。マインドフルネスは、これらのさまざまな感情と「どのように向きあっていくか」を学ぶ手段といえます。

「いま、この瞬間を生きる」というのが「マインドフルネス」の考え方

そもそも「マインドフルネス」という言葉の定義は、「評価や判断を加えず、いま自分が経験していることに意識を向け続けること」なんです。

「マインドフルネス」の反対の状態を「マインドレス(マインドワンダリング)」といい、頭の中でいろいろなことを絶え間なく考え続けてしまう状態のことを指します。

例えば、失恋をして相手のことや過去の思い出をぐるぐる考えてしまっている時。あなたの意識は今ではなく、過去や成し遂げられなかった未来に向きがちです。それによりストレスや脳疲労、ひどい場合は精神疾患を招いてしまうこともあります。

つまり、マインドフルネスとは、考え続けている状態を抜け出して「いま、この瞬間を生きましょう」ということなのです。

マインドフルネスの効果とは?数多くの研究により効果が実証

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「いま、この瞬間」に意識を向けることで、どのような効果があるのでしょうか。マインドフルネスは近年、世界中の研究期間でその効果が実証されています。ここではマインドフルネスの実践によって得られる効果を、エビデンスと共にご紹介します。

マインドフルネスの実践により、さまざまな効果が得られる

マインドフルネスを実践することで、さまざまな効果が得られることがわかっています。具体的に、マインドフルネスで得られる効果としては以下の通りです。

・不安やストレスの解消
・集中力の向上
・自己肯定感の向上
・EQや共感力の向上
・睡眠の質の向上・不眠改善
・自己統制力の向上

これらの効果は実際に数多くの研究により、実証されています。


以下の記事では、これらのマインドフルネスの効果をエビデンスと一緒に詳しく解説しています。

また、マインドフルネスの基本的なやり方についても、動画付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ実践してみてください。

マインドフルネスの効果を感じるには2か月ほどの時間が必要

マインドフルネスにはさまざまな効果があるといっても、実践してからすぐに効果を実感できるわけではありません。

研究によれば、マインドフルネスの練習を始めてから効果が出るまでには、2か月ほどかかるといわれています。

身体を鍛えるエクササイズと同じように、脳や心の使い方を練習しないと、マインドフルネスの効果はなかなか実感できない場合が多いためです。ただし、2か月経たないと効果が出ないのではなく、2か月の間で緩やかに効果を実感していくでしょう。

参考:Ietsugu, Tetsujiら(2015). Gradually getting better: Trajectories of change in rumination and anxious worry in mindfulness-based cognitive therapy for prevention of relapse to recurrent depression.Mindfulness,6, (5).

マインドフルネスの効果を実感するには練習が必要!習慣化と継続が大切

マインドフルネスを実践してから効果が出るまでには2か月ほどかかるため、いかに習慣化し継続するかは重要なポイントです。

ただし、マインドフルネスを継続して行うのはそう簡単ではありません。数日から数週間ほどで挫折して辞めてしまう方が非常に多いのです。

習慣化が苦手、マインドフルネスに興味はあるけれど何から始めるべきかわからないという人は、「誰かと一緒に練習する」「習慣化を促すサービスを使う」ことをおすすめします。
一度習慣化してしまえば、マインドフルネスを実践することが苦ではなくなり、継続しやすくなりますよ。


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マインドフルネスと瞑想の関係性とは?具体例を含めて簡単に解説

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マインドフルネスの意味を調べていくと「瞑想」というワードもよく目にします。ここではマインドフルネスと瞑想の関係性を紹介します。

瞑想は「マインドフルな心の状態」を作るための練習の一つ

マインドフルネスを学ぶ方法として、よく使われているのが「瞑想」です。「マインドフルネス=瞑想」だと思っている方も多いですが、実はそうではありません。

瞑想は「マインドフルな心の状態」を作るための練習法の一つなので、マインドフルネスには瞑想以外にもさまざまな実践方法があります

マインドフルネス瞑想=マインドフルネスな心のあり方を練習する瞑想法

「瞑想」には、さまざまな種類ややり方があります。その中でも、マインドフルネスな心のあり方をトレーニングする瞑想のやり方を「マインドフルネス瞑想」といいます。

極端な話になりますが、自分の評価や判断を加えず「いま経験していること」に意識を向けられれば、それはすべて「マインドフルネス瞑想」といえるのです。

つまり、座ってあぐらをかいて行わなくても、「いまこの瞬間」に意識を向けるための瞑想は、すべてマインドフルネス瞑想と呼ばれています。

日常でできるマインドフルネスとは?「歩行瞑想」や「食べる瞑想」も!

マインドフルネス瞑想は、日常のいたる場面で実践可能です

日常でできる一例として、歩きながら行う「歩行瞑想」があります。歩行瞑想とは、歩きながら「足の裏の感覚」や「目から入ってくる景色」「風の感覚」「香り」などに100%の意識を向けるマインドフルネス瞑想です。

また、食べ物を食べながら行う「食べる瞑想」もおすすめです。食べる瞑想とは、食材一つ一つの「色」や「形」「香り」「食感」「味」「喉ごし」などに、丁寧に意識を向けながら食事を行うマインドフルネス瞑想です。

このように、「歩く」や「食べる」といった日常の行動がマインドフルネスの実践となるのです。

他にも、「音楽を聴く」「絵画を見る」「お風呂に入る」「歯を磨く」など、日常の行動すべてがマインドフルネスの練習となりますよ。


以下の記事では、日常でも取り入れやすいさまざまなマインドフルネス瞑想のやり方を紹介しているので、ぜひ実践してみてください。

マインドフルネスは「幸せに生きるためのツール」

日常生活をマインドフルに幸せに生きる人

マインドフルネスによって、「マインドフルな状態」になっているとき、人は目の前の瞬間にだけ意識を向け、幸せな気持ちを感じています。

例えば、温かいお風呂につかって「ふぅ〜」っとリラックスしている時を思い出してください。お湯が肌に触れて、心地いい温かさや体の緊張が緩んで気持ちいいと感じていることなど、それがマインドフルな状態です。

つまり、マインドフルな状態では、目の前のことだけに意識が向き、余計な思考が働いていません。マインドフルネスは、「いま自分は幸せに生きているか」を一瞬立ち止まって考え、さらにこの感覚を日常の中に広げていくことなのです。

まとめ|マインドフルネスは「いま自分が幸せに生きているか」を考えること

今回はマインドフルネスについて、意味や考え方を簡単にわかりやすく解説してきました。

マインドフルネスは、簡単に言うと「幸せな人生を送るためのツール」です。また、マインドフルネスを実践して継続することで、さまざまな効果が得られます。

マインドフルネスを日常に取り入れて、感情にとらわれることのない素敵な毎日を送ってみませんか?