マインドフルネス瞑想の効果

 ワークショップや友人や知人と話す中でよく聞かれる質問の中に、「それで瞑想してどう変わったの?」というものがあります。この記事ではマインドフルネス瞑想の効果に関して、実感していることをベースに書いてみたいと思います。

 マインドフルネス瞑想の効果は大きく分けて、短期的・即時的な効果と、中長期的な効果があると感じています。即時的なものとしては、瞑想直後に頭がスッキリし、脳の疲労が取れた感覚があります。例えば疲れている時に軽い昼寝をすると、PCが再起動するように、頭がシャキッとする感覚を持つ方も多いのではないでしょうか。覚醒した状態でマインドフルネス瞑想をした場合も、同じようにリセットされる感覚は持てると思います。また睡眠とは違うので、起きた後のぼーっとした感覚はあまりないです。例えば、仕事に煮詰まって集中力が落ちてきたり、複雑なことを考えるパワーがないなと感じたら、デスクやカフェで5分間の瞑想をするだけでも、効果は感じられると思います。

 
 次に中長期的な効果について私が感じていることをご紹介しますが、こちらの方がより本質的で重要な効果だと感じています。一番分かりやすく効果が出たのは、イラっとしたり怒りの感情を持つことが非常に少なくなることです。日常生活の中では、小さなことから大きなことまで怒りのトリガーとなる出来事はたくさんありますが、その都度反応していると疲れてしまいます。マインドフルに自分の心の状態を観察できるようになると、一瞬怒りが心に浮かんだ瞬間に、それをある意味で客観的に認識できるようになりました。不思議なことに自分の怒りを観察できるようになると、怒りのパワーはどこかに行ってしまいます。そして気づくと、怒りの原因となった出来事も客観的に分析できるようになります。結果として、より人間関係がスムーズになったり、日々以前よりもハッピーに生活できています。


 もう一つは将来のことに関して不安に感じることが激減したことです。例えばサラリーマンを辞めて新しい事業を興すタイミングであれば、普通はかなり不安に苛まれることと思います。私ももちろん不安は無数にありますが、考えても解の出ないことに関して、漠然と不安を感じ続けるということはあまりないです。マインドフルネス瞑想を通じて、何かのきっかけで生産的でない将来の可能性について色々考え始めたことに気づいたら、意識的に心を「今ここ」に戻せるようになりました。もちろん将来の計画を立てることは必要ですので、それはそれで漠然とした不安を持つこととは別にやっています。過去のことも同じく、過ぎ去ったこととしてあれこれ悩むことはほとんどありません。人によって元々の性格もあるとは思いますが、マインドフルに生きることで、気持ちが安定するということは実感できると思います。


 次に聞かれる質問が「どれくらいやると効果が出るの?」というものです。様々な論文で証明されているのは、2ヶ月程度毎日マインドフルネス瞑想のトレーニングを継続すると効果が出るということです。ただしそれより短くても効果が出るという論文もあります。これは人によってまちまちかも知れませんが、私は1ヶ月程度継続すると効果が実感できると思います。時間は5分、10分でも良いので毎日継続することがポイントです。日本人は1日3時間(!)スマホを使用しているという統計がありますので、そのうちの10分をマインドフルネス瞑想に使ってみるのも良いかも知れませんね。

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