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マインドフルネスは子どもにも効果があるのか?【海外事例・研究も】

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近年様々な企業・大学で導入され、アンガーマネジメントや集中力向上など大人のメンタルケアとして注目されがちなマインドフルネスですが、子どもが行っても効果があるのでしょうか?

長引くコロナ禍で、通学が制限されて友達と会えなかったり、自由に外出できないなどの状況が続き、子どもたちも大きなストレスを抱えていると言われています。

大人が行うイメージのあるマインドフルネスですが、子どもたちが行ってもいいのか、また、効果があるのでしょうか。マインドフルネスの伝道師・MELONマンが解説します。

マインドフルネスは子どもの豊かな人生のために役立つ

マインドフルネスとは、心の健全な発達を促し、維持する上で様々な効果が認められている科学的な方法のことです。近年の研究によると、マインドフルネスを実践することでストレスと不安を軽減し、注意力を高め、対人関係を改善し、思いやりを育むことができると証明されています。

子どもたちも、マインドフルネスを練習することで、これらの社会的スキルを早い時期からのばすことができ、長期的に、豊かな人生のために役立つ可能性が明らかになってきました。

たとえば、注意力が改善したり、感情のコントロールをしやすくなる、ストレスや不安が軽減する、思いやりや自己肯定感が高まるなどの効果があることが研究でわかってきています。

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海外では教育にマインドフルネスが取り入れられている

海外では、子どもたちがマインドフルネスを実践する例が増えてきています。

英国では、2009年に発足した「マインドフルネス・イン・スクール・プロジェクト」が、マインドフルネスに基づいた児童や教育者向けのプログラムの提供を開始。既に10年以上の実績があり、これまでに54万人を超える子どもたちや若者がトレーニングを受けています。

また、アメリカでは2015年頃から、多くの公立小学校でマインドフルネスの導入がスタートしています。例えば、2018年に設立された教育者のための非営利団体「クリエイト・フォー・エデュケーション」では、授業が始まる前に行うCALM (Community Approach to Learning Mindfully) と呼ばれるマインドフルネスのセッションを提供。研究により効果が実証されています。

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インドのデリー州では、2018年から、保育園から小学校までの子どもたちに向けて「ハピネス・カリキュラム」と呼ばれるプログラムを開始。マインドフルネス瞑想を含む「気づき」の力を高めるプログラムが提供されています。

子どもたちだけではなく、教育者がマインドフルネスを行うことにも大きな意味があります。研究によると、教師のストレスレベルは生徒のストレスレベルに影響を与え、生徒のストレスは学習成果に影響を与えることがわかっています。

日本の教育現場でも、『小学校指導参考資料 改訂 「生きる力」を育む小学校保健教育の手引』(2019年、文部科学省)の第5学年「心の健康」にて、不安や悩みの対処法として「呼吸法」が有効であると子どもたちに教えるよう記されています。

小学校へのマインドフルネス・プログラムの無償提供

2021年5月、MELONでは「子どもたちがストレスとの付き合いかたを学び自ら対処していくために、マインドフルネスは有効である」という仮説のもと、マインドフルネス・プログラムの小学校への無償提供を始めました。

プログラムはオリジナルのアニメーション15本で実施。各回10分ほどのアニメーションを見ながら、「呼吸を観察するマインドフルネス」から「体を動かすマインドフルネス」まで様々な内容を、先生も一緒に学んでいただけるよう工夫しました。

マインドフルネス 子供 小学生 呼吸

実は子どもたちへのマインドフルネス・プログラムの提供は、MELONが2020年から着々と構想していたものでした。2020年4月1日に、企業が叶えようとする夢を発信する「PR TIMES」のプロジェクトで、次のような宣言をしています。

全国のスタジオや企業の中で日々マインドフルネスを広めるMELONのインストラクターが、全国すべての小学校、中学校、高校で、子どもたち及び先生たちのために、マインドフルネスが習慣化し、ライフスキルとして身につくまで丁寧にサポートします。そして、毎年3月20日の世界幸福デーで発表される日本の幸福度ランキングを上昇させ、2030年の世界幸福度ランキングで日本を世界1位にします。

>>全国すべての小学校・中学校・高校にマインドフルネスを導入。日本を世界幸福度ランキングで世界1位にします。 (PR TIMES記事)

マインドフルネスをツールとして心の引き出しに

現在、アニメーションを使ったMELONのマインドフルネス・プログラムの提供は、全国の複数の小学校で4〜6年生に開始されています。このプログラムでは子どもたちのストレスや自己肯定感、幸福度などについての効果測定を行い、統計分析をおこなう予定になっています。

子どもたちも、不安になったりストレスを感じたりすることがあります。残念ながら、日本では、2020年の1年間に自殺した小中学生と高校生が過去最多となるなど、ストレスを抱えやすい社会状況が続いています。そんな時に、マインドフルネスを「ツール」として自分の心の引き出しに入れておき、ぜひストレスが小さいうちに対処することができるようになってほしいと思っています。

エビデンスを得て日本の学校教育に「マインドフルネス」が取り入れられ、子どもたちがより豊かな人生を歩むことができるよう、MELONではサポートを続けていきます。

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