『感謝の瞑想』で心を穏やかに|やり方やメリットを詳しく解説!

忙しい毎日を過ごす中で、ついついネガティブなことに目を向けてしまっていませんか?
特に現代はさまざまなSNSによって、
『あの人は自分には無いものを持っている……』
『あの人は自分より幸せそう……』
などと、他人と比較して羨ましがったり、ひどいときには妬んだりしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときは「感謝の瞑想」を実践することをおすすめします。
感謝の瞑想で、「周りの人」や「今あるもの」に感謝の気持ちを向けることで、ネガティブ思考に囚われにくくなり、心を穏やかにできるのです。
この記事では、MELONインストラクターの林 有加里さんへのインタビューを元に、感謝の瞑想の「メリット」や「具体的なやり方」などを解説するので、ぜひ参考にしてください!
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『感謝の瞑想』とは?メリットを踏まえて解説

感謝の瞑想とは
感謝の瞑想とは、「他者」や「今あるもの」に目を向けて感謝をしていく瞑想法です。
普段当たり前だと思っていること、その一つ一つを丁寧に改めて感じてみて、感謝の気持ちを向けていきます。
「今あるもの」に目を向けることで、さまざまな気づきが得られる
人間はネガティブバイアスを持っていて、ついついネガティブな方向に意識が向かいやすい生き物です。
特に現代はさまざまなSNSにより、他人と自分を比較しやすくなっています。
例えば、自分が持っていない物を持っていたり、自分より幸せそうだったり、と「自分には無いもの」に意識が行きがちです。
他人と自分を比較して、羨ましがったり妬んだりして、自分自身を苦しめてしまう人も少なくありません。
でも、それを置いておいて「今あるもの」に目を向けてみることで、さまざまなことに気づくことができます。
例えば、「今呼吸ができていること」「身体があること」「雨風しのげる家があること」「お腹が空いたらご飯が食べられること」など。
このように、普段意識していない当たり前と思っていることに改めて目を向けてみると、それは決して当たり前ではなくて、でもいろんなものを自分達は持っていて、受け取り方次第で自分の内側に「豊かで幸せな感覚」があることに気づけるでしょう。
周りとの繋がりや人間の共通性に気づける
人間は1人で産まれてきたわけではなく、親がいて、親にもまた親がいて、ずっと受け継がれている先人達の想いが繋がって、1人の人間が存在することができているのです。
感謝の瞑想によって、その繋がりにも気持ちを向けることで「そのうちの1人でも存在しないと、今のこの自分の存在も無いんだな」ということを実感し感謝の気持ちが沸き起こってくるかもしれません。
また、人間は1人で生きていくことはできないのです。感謝の瞑想で人と繋がっているからこそ生きることができていることにも思いを馳せると「今、自分の周りにいてくれる方々」にも感謝の気持ちが沸いてくるかもしれません。
その周りの人も同じように「先人達の繋がりがあって今存在している」という共通性にも気づけるでしょう。
そして自分だけではなくて、経験の内容こそ違うけれど周りの人も同じように「喜びや悲しみを経験してるんだな」という共通性にも気づけます。
その結果、他人と自分を比較することが少なくなったり、他人を羨ましいと思うことも少なくなったり、気持ちが楽になるでしょう。
『感謝の瞑想』の具体的なやり方・手順

① 座って姿勢を整える
まずは、のんびりと楽な姿勢で座ります。
床か椅子のどちらでも大丈夫ですし、横になっていただいても構いません。
左右の坐骨に均等に体重を乗せて骨盤を安定させ、気持ちよく背骨を伸ばします。
手は膝や腿などの置きやすい場所に置いて、目は閉じるか薄目で斜め下一点を見つめておきましょう。
また、「瞑想の座り方・姿勢」についてさらに詳しく解説している記事もあるので、こちらもぜひご覧ください。
② 自然な呼吸に意識を向ける
次に、のんびりと呼吸に意識を向けていきます。
呼吸はコントロールしようとせず、自然と繰り返される吸う息と吐く息を感じていきましょう。
その呼吸によって、胸やおなかが膨らんだり萎んだりする様子を観察してみます。
「当たり前のようであって、当たり前ではないんだ……」
そんなことにも改めて気づきながら、ゆったりと呼吸を繰り返してください。
③ 感謝の気持ちを向ける
ここから感謝の瞑想を行っていきます。
感謝したい人をイメージして心の中で「ありがとう」を伝えていきましょう。
例えば、家族や友人、お世話になった人、すでにお亡くなりになった方など。
1人の人にじっくり感謝の気持ちを向けても大丈夫ですし、それぞれいろんな人を思い浮かべていただいても大丈夫です。
または、人以外にも出来事や状況、物などに対してでも構いません。
例えば、今呼吸していること、身体があること、家があること、食事ができること、この瞑想ができてることなど。
普段あたり前に感じていることは、「実は当たり前じゃないんだ…」と改めて思い出してみます。
もしイメージしづらい方は、心の中で「ありがとう」を繰り返していただくだけでも問題ありません。
これを2分間ほど続けてみてください。
最後にゆったりといくつか深呼吸を行い、「この瞑想ができたこと」にも感謝を向けていきましょう。
感謝の瞑想|まとめ

この記事では、感謝の瞑想の「メリット」や「具体的なやり方」などをご紹介していきました。
感謝の瞑想で、「周りの人」や「今あるもの」に感謝の気持ちを向けていくことで、既に自分はいろんなものを持っていて、豊かで幸せだということを実感できるようになります。
継続して実践すれば、ネガティブな思考にも囚われにくくなり、穏やかな気持ちで日々を過ごせるようになるでしょう。
この記事でご紹介したやり方を参考にして、ぜひ日常に感謝の瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、以下の記事では「感謝の瞑想」の他にもさまざまなマインドフルネス瞑想のやり方を紹介しているので、ぜひ試してみてください!
