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感情が抑えられなくなる【扁桃体ハイジャック】とは?対処法を解説

飛行機内でハイジャックされる様子

「ついカッとなってしまう」
「どうしても怒りが抑えられない」

といった経験ありませんか?

このような状態のことを「扁桃体ハイジャック」といわれています。まるでテロリストが飛行機に乗り込んでくるように、人間の脳もハイジャックに遭って感情に支配されてしまうのです。

この記事では、「扁桃体ハイジャック」についての解説とその対処法を紹介します。

扁桃体ハイジャックとは?

扁桃体がハイジャックされている脳

脳に過度なストレスがかかると、脳内にある「扁桃体」と呼ばれる部位が、自分の意思とは関係なく暴走を始めてしまいます。

これを脳科学の世界では「まるで扁桃体がハイジャックされたようだ。」と表現することがあります。

扁桃体とは?

扁桃体は、脳内の側頭葉や海馬の近くに位置する部位です。マイナスな感情に関連する部位で、不安や恐怖を強く感じると活性化することがわかっています。

扁桃体について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

扁桃体ハイジャックで感情コントロールができなくなる

扁桃体がハイジャックされると、感情コントロールができなくなる場合があります。例えば、「長い列に並んでいて割り込みをされた時」や「すれ違いざまに強くぶつかられた時」など、誰しも一瞬はイラっとしてしまうのではないでしょうか。

通常は、理性を司っている前頭前野が扁桃体を抑えつけてバランスを取っています。しかし、このバランスが崩れてしまうと「怒りが抑えられなくなる」「ついカッとなってしまう」という状態になります。そのため、自分の感情のコントロールが効きにくくなってしまうと言われているのです。

扁桃体ハイジャックに即効性のある対処法

自然の中の夕日の景色

それではこのような事態に陥らないためにどうすればいいのでしょうか?ここでは、即効性のある対処法を紹介します。

実際に怒りを感じた時には、次のような方法を試してみてください。

① 「怒り」を認識する

まずは、自分の中の「怒り」という感情を客観視します。これらの感情を感じていることを理解し、「怒り」と「実際に怒っている自分」を同一視しないことが大切です。

② 「怒り」を受け入れる

「怒り」を認識できたら、次はそれを受け入れます。「怒ってはいけない」と自分に言い聞かせるのではなく、「素直に自分が怒っている事実」を受け入れましょう

③ 体の変化を観察する

「怒り」を受け入れられたら、次は「怒り」を感じていることで「自分の体にどのような変化が起きているか」を観察します。

「呼吸の速度」や「心拍数」「筋肉のこわばり」などの変化に気づきましょう。

④ 「怒り」を手放す

次に、客観的に認識した怒りの感情を、他人事のように手放していきます。

①で「怒り」と「実際に怒っている自分」を同一視しなくなっています。そのため、この段階では比較的、怒りから距離を置きやすいでしょう。

中長期的な対策として「マインドフルネス瞑想」が効果的

自然の中でマインドフルネス瞑想をしている様子

扁桃体ハイジャックの中長期的な対策としては、「マインドフルネス瞑想」を実践するのがおすすめです。マインドフルネス瞑想により、さまざまな効果を得られることが科学的にわかっています。

扁桃体を鍛える効果がある

マインドフルネス瞑想を継続して行うことで、扁桃体が鍛えられます。上記でも解説した通り、扁桃体は不安や恐怖などのマイナスな感情に関連しています。

扁桃体が鍛えられることでそういった感情に耐性がつくため、扁桃体ハイジャックの対策となるのです。

EQが高まる

マインドフルネス瞑想には、EQが高まる効果もあります。EQとは、「心の知能指数」ともいわれており、わかりやすくいうと「感情をうまくコントロールする能力」です。

EQが高まることによって、自分の中に起こっている「怒り」「イライラ」「不快」などの感情に気づく力が高まるのです。自分の感情を客観視できるようになるため、ネガティブな感情に支配されにくくなります。

マインドフルネス瞑想について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では、「扁桃体ハイジャック」についての解説とその対処法を紹介しました。
「本当は怒りたくないのに、怒ってしまいそう」という感情が湧いた瞬間に、深呼吸をして心を落ち着かせましょう。

心が落ち着いてから、この記事で紹介した対処法を試してみると、より高い効果に期待できます。
怒らなくなった自分を、きっと周りの人たちはもっと好きになってくれることでしょう。