Googleが社員研修に取り入れた「マインドフルネス」の効果と実践方法

Googleが社員研修に取り入れたことで有名になったマインドフルネスですが、正しく解説されないことが多いです。
そのため、本記事でその効果や実践方法を解説したいと思います。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、「今この瞬間」に起こっている身体の内外の経験に集中している心理状態、または、その状態に向かうプロセスのことを指す概念です。
つまり、今対面していること以外に気がそれていない状態のことです。

マインドフルネスの歴史
マインドフルネスは、1970年代から臨床心理学の分野で研究されていました。
Googleが社員研修に取り入れたことで注目を浴びましたが、ベースは1979年にマサチューセッツ大学教授ジョン・カバット・ジン氏が提唱した「マインドフルネスストレス低減法 (MSBR) 」の理論になります。
また、この理論は元々患者の痛みを和らげるために開発され、そこから鬱などを引き起こす精神的ストレスに応用されたのを経て、現在のようにビジネスの現場に取り入れられています。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスストレス低減法は、元々患者の痛みを和らげるために開発されたものであるため、治療としての効果が強く出ています。
しかし、近年の脳科学の研究で「集中力・記憶力・創造性・共感性が高まる」などといった効果も認められています。
科学的に認められている効果は、具体的に以下のものがあります。
- 脳疲労が解消される
- ストレスが軽減される
- 創造性が高まる
- 集中力が高まる
- 記憶力が高まる
- 共感性が高まる
- 眠りが深くなる
- 感情が安定する
マインドフルネスの実践方法
そんな素晴らしい効果のあるマインドフルネスの実践方法を紹介したいと思います。
マインドフルネスは、「今この瞬間」に注意を向け、注意がそれたら再び注意を戻す、ということを繰り返して訓練を行っていきます。
そのため、この「集中 → 注意がそれる → 再び集中」というサイクルが可能ならば、なんでもマインドフルネスを実践することができます。
例えば、座っても、歩きながらでも、ゲームをしていても実践することができます。
この記事では、一番の基本となる実践方法を紹介します。
- 背筋を伸ばしてリラックスして椅子に座る
ポイント- 力まずリラックスすること
- 背筋に旗の棒が一本通っていることをイメージする
- 自分の自然な呼吸を観察する
ポイント- 空気が入ってくる感覚や出ていく感覚に意識を向ける
- 注意がそれたら、それに気づき、呼吸に意識を向け直す
- 上記を繰り返す
手軽なマインドフルネスの実践方法ですが、家で練習しても正しいやり方でできているか分からないという声を多く聞きます。Melonでは専門のインストラクターが初心者にも分かりやすく瞑想の手ほどきをしてくれます。継続的なトレーニングを行うことで2〜3ヶ月で効果を実感できるようになってきます。
まとめ
本記事では、Googleが社員研修に取り入れたことで有名になった「マインドフルネス」の効果と実践方法について解説しました。
- マインドフルネスとは、「今この瞬間」に起こっている身体の内外の経験に集中している心理状態、または、その状態に向かうプロセスのこと
- マインドフルネスを実践することで、集中力、記憶力、創造性、共感性など様々な能力が高まる
- マインドフルネスは、「集中する → 注意がそれる → 再び集中する」を繰り返すことで実践することができる
- 継続的なトレーニングを行うことにより、マインドフルな心の状態を維持できるようになる
マインドフルネスの効果は、脳科学的に実証されており、仕事にもプライベートにも活用できるものなので、ぜひ実践してみてください!