カスタマーボイス

【MELON講師養成講座体験レポート#1】マインドフルネスの良さを伝えるためにもっと深く学びたくなった

マインドフルネスの良さを伝えたいと決意する女性

以前、マインドフルネスによって自分が変わっていったことをレポートしてくださったエディター・文筆家の如月サラさんが、MELONの講師養成講座を受講。その体験談を2回にわたってレポートしていただきました。


東京で猫6匹(以前より4匹増えました)と暮らす独身エディターである私。常に過去や未来にさまよい、悩み苦しんでいた心が、マインドフルネス瞑想を習慣にすることによって少しずつ変わってきた実感があります。

今回は、そんな私が講師養成講座を受講することを決心し、無事に修了した体験記をお届けします。

※ マインドフルネス瞑想によって自身が変わっていく経過はこちらでご覧ください。

マインドフルネスで手に入れたシンプルライフ

シンプルライフ 日常

「講師養成講座か…」

昨年の夏からMELONのオンライン・プログラムを受け始め、毎日多い時で3〜4回も受講するほどマインドフルネス瞑想を心地よく感じていた私。

クラスは気持ちの切り替えにもぴったりで、ほとんどの時間を自宅で仕事している私の生活の良いアクセントになっていました

くよくよと思い悩むことは以前に比べるとかなり減り、とても心安らかな日常生活が送れるようになったうえ、無駄な買い物や人付き合いも減って、自分がとてもシンプルになった気持ちよさを感じられるようになったのです。

マインドフルネスを続けた人は、脳の左海馬や側頭頭頂接合部において灰白質の密度が増加すると言われています。

左海馬は感情コントロールに関係し、うつやPTSD(心的外傷後ストレス障害)の人では小さくなっていることが知られている部位、側頭頭頂接合部は思いやりや共感に関わっている部位なのだそうです。

私の脳も変わってきたのかな。そう思えるほど心穏やかな日々を送ることができるようになっていました。

そんな時に目に飛び込んできたのが「講師養成講座」という言葉でした。

もっと多くの人にマインドフルネスを伝えたい

伝える

講師養成講座のページを見ると「マインドフルネスをもっと多くの人に伝えたい。この想いに共感し、仲間と共にマインドフルネスを指導者として伝えたい方のために、MELONでは講師養成プログラムを提供しています」とあります。

多くの人にマインドフルネスを伝える。これは私の目の前の課題でもありました。

「マインドフルネス瞑想を始めたんだけど、すごくいいよ」と話すと、友人達の多くは興味を持ってくれるものの、「うーん、でも私はダメかな。瞑想してもたぶん雑念湧きまくりだし」と言う人が多く、「やってみようかな」という人がこれまでにほとんどいなかったからです。

「雑念は湧いてもいいんだよ、そのことに気がついてまた呼吸に意識を戻すんだよ」と説明してもなかなかその感覚をわかってもらうのは難しく、始めてみようかなという人は本当に少ないのでした。

「私がうまく説明できていないのかな。それなら、マインドフルネス瞑想を私が誘導できるようになればいいのかも」

そう思うようになっていた私に、講師養成講座はとても魅力的なプログラムだと思いました。

「理論」の学習とマインドフルネスの「実践」を通してマインドフルネスを深めつつ、指導者として通用する「伝える技術」を学ぶことができる。

指導者になる予定はないけれど、友人達にマインドフルネスの良さをきちんと伝え、誘導することができるようになるのではないかと考えました。

講師養成講座第3期に申し込んでみた

新しい一歩を踏み出す

私が申し込んだのはMELONで開催される講師養成講座の第3期。

会場となるスタジオは東京・表参道にありました。渋谷区の自宅から、これまでだったらバスと電車を乗り継いで出かけていたのですが、ふと「歩いて行ってみよう」と思い、スマートフォンの地図で道を調べて、歩きやすいスニーカーで初めての講座に出かけました。

少し時間はかかったけれど、今まで通ったことのない道を歩くのはとても新鮮でした

お屋敷の立ち並ぶ通りや女学校の裏門前を通ったり、思いがけないところに小さな抜け道があったりして、ふだんバスや電車で目的地に行くだけでは気づいていなかった「東京も人の暮らす街で、ここにもあそこにも人の暮らしがあるんだなあ」ということを改めて感じました。

これも「マインドフルネスに歩く」というひとつの実践になることを、講座を受けながら知りました。

講座を受け始めたのは5月後半なのでまだ梅雨入り前。家々の庭先に植えられた紫陽花は、この時はまだつぼみでした。

皆で一緒におこなう瞑想に震えが来るほど感動

マインドフルネス瞑想を実践している人

どんな人たちが来ているのだろう。おそるおそる広々としたスタジオに入ると、10数名の人たちが集まってきました。

遠方から夜行バスで来たという人。新幹線で来たという人。様々な場所から集った受講生達は、今日から同じ「3期生」。これから8回、4か月にわたっての講義・実践をともにしていく仲間です。

皆がマスクをしているのでお互いに素顔はわからぬままですが、まずは皆で瞑想の時間です。

私はそれまでオンライン・プログラムでしかマインドフルネス瞑想をおこなったことがなかったので、この「皆で瞑想する」という時間に震えが来るほど感動しました

インストラクター(古町奏先生でした)の誘導に従って皆が目を閉じると、一瞬で柔らかくも凜とした空気が満たされたのを感じました。それは真剣に瞑想と向き合うひとりひとりがつくりだしたもので、その中に私も混じっているのです。

皆で瞑想するって、こういう感じなんだ…! なんだかうれしい…!

瞑想が深まっていくにつれ、自分と皆の気持ちがが溶け合うような気がしてきて緊張がほぐれ、プログラムが楽しみになってきました

ロードマップはインプットからアウトプットへ

ロードマップ 道のり

第3期の主任講師は金田絵美先生。アシスタントとして古町奏先生と林有加里先生が参加されています。

いつもオンライン・プログラムで指導いただいている先生方が直接そこにいらっしゃることがとてもうれしくて、「おお、本物だ!」と、思わずお顔をじっと見つめてしまいました。

最初に、8回の講座のロードマップの説明がありました。「講義」と「宿題」で進んでいくこと。

講義では、マインドフルネスを学ぶ、体感するということから次第にマインドフルネスを深める、伝えるというところに向かっていきます。

宿題では、知識をインプットする、実践して落とし込むというところから、知識をアウトプットする、実感を伝える力を育むことを目指します。

世界にマインドフルネスを広めた第一人者であるジョン・カバット・ジン博士の「一度、人生でマインドフルネスを体系的に学び始めたら、もう止めることはできない。時が経つにつれ、それを実践することが、次に何を学ぶべきかを教えてくれる」という言葉からスタートです。

もう止めることのできないマインドフルネスの道へ。いよいよ私の道のりは始まりました。


【MELON講師養成講座体験レポート#2】に続く。