マインドフルネス×コーチングで、自分の未来を「今ここ」に導く手法を解説
マインドフルネス瞑想は、「今ここ」に意識を向けるものです。「今」の積み重ねが「未来」を作ります。そして「コーチング」は、コーチがクライアントの目標達成を支援し、より理想的な未来へ導きます。
今回は株式会社BLUE JIGEN 代表取締役の松村憲さんによる「マインドフルネス×コーチング」にフォーカスしたスペシャルクラスの内容を紹介します。
未来を現在に引き寄せて目標を達成する手法を、マインドフルネスとコーチングの観点から解説していきます。
マインドフルネスとは何かをまず知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
なぜコーチングが重要視されている?
コーチングの「コーチ」の語源は「馬車」です。そのためコーチングとは本来「馬車のように、クライアントを今いる場所から目的地まで運ぶ」という意味を持つ言葉で、重要なのは、現状とゴールを明確にすることです。
ゴールが明確になると、クリエイティブ・テンションが生まれます。クリエイティブ・テンションとは現状とゴールの間にある距離を認識した時に生まれる創造的なエネルギーであり、うまく使えばゴールに辿り着くための大きな力になります。
全てが複雑化し移り変わりが激化した現代社会において、一人ひとりの力を引き出すことができるコーチングが非常に注目を集めています。対個人であってもチームであっても、コーチングは「今ここ」から未来を描くことができるテクニックです。
マインドフルネスとコーチングのつながり
では、マインドフルネスとコーチングにはどのような関係があるのでしょうか。
マインドフルネス瞑想を行う際には、未来に関するネガティブな思考が浮かぶとそれに気づいて手放すという作業を行います。ここでコーチングの要素を取り入れ将来のゴールを思い描いてみると、未来に関するポジティブなイメージが浮かんできます。この状態になると「今ここ」でワクワク・楽しみといった感情を味わえます。
人間の脳にはデフォルトモードネットワークという機能があり、これが稼働しているときにはポジティブな思考もネガティブな思考も勝手に繰り返されています。明確な将来のゴールを描いて思考パターンをポジティブな方向に持っていくと、デフォルトモードネットワークを通して繰り返されるサイクルもプラスなものになるでしょう。
未来にフォーカスしていくことで不安を感じるのではなく、コーチングを取り入れ「今ここ」に未来を導いてみましょう。日々の瞑想はもちろん無意識に繰り返される思考までもがアップデートされます。
未来を引き寄せるセルフコーチングとマインドフルネス瞑想
ここからは「今ここ」に未来を導く具体的な手法をお伝えします。まず最初にセルフコーチングを行い、次にマインドフルネス瞑想を行います。用意するものはノートとペン(パソコンでも可)です。
セルフコーチングの手順
- 5分程度、人生・仕事・生活において自分が目指す「ゴール」を書き出す
- 書き出したものを眺めて、自分に湧いてくる感情に気づく
- 自分にとってどうしてそのゴールが重要なのかを考える
- ゴールが完全に達成された場合の状態をイメージする(景色・誰といるか・感覚・気持ち)など
- ゴールを達成した時の気持ちをマインドフルに気づく
マインドフルネス瞑想の手順
- 自分の呼吸に意識を向けながら瞑想を行う
- 書き出したゴールを思い出し、数年後の未来にその姿が実現していると想像する
- 未来が現在に刻一刻と近づいてきているのを感じる
- 未来が今となった瞬間を瞑想し、その感覚を味わう
- 未来が現在になり、過去になっていくことを感じる
まとめ|マインドフルネス×コーチング
今回はマインドフルネスとコーチングを組み合わせて「未来を現在に引き寄せる」方法を解説しました。
未来に対する不安や焦燥感を手放してポジティブなものに置き換えることができると、自分が描くゴールを達成しやすくなります。
このクラスの内容をフルバージョンで確認したい方や、マインドフルネスを深めてコーチングにつなげていきたい方は、MELONが提供する「MELONオンライン」というオンライン・マインドフルネスサービスがおすすめです。
マインドフルネス初心者の方、一人だと継続できない方、やり方が正しいのか不安な方も、一般社団法人マインドフルネス瞑想協会の資格を持つプロのインストラクターが丁寧にわかりやすく実践のサポートをするので安心です。
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監修者・講師紹介:松村 憲さん
(株)BLUE JIGEN 代表取締役
バランストグロース・コンサルティング(株)取締役
ICF(国際コーチング連盟)認定コーチ養成機関Global Coaching Institute ファカルティ|PCC
専門はプロセス指向心理学、深層心理学、組織論、リーダーシップ論など。現在は専門性を生かし、大きな目的のために、個人・チーム・組織が変容しより良い貢献をするためにコーチング支援や組織開発支援を行っている。