プレスリリース

Mindfulness Nowを開催しました

2019年9月14日に第一回Mindfulness Nowを開催させて頂きました。このイベントは会社設立前から構想していたもので、マインドフルネス各分野の一線で活躍されている方々をお呼びして、それぞれの立場からマインドフルネスの今を語って頂きたいと思っていました。結果としては、大成功と言える内容になったのではないでしょうか。アンケートではほとんどが「満足」と「非常に満足」という回答を頂き、「ぜひまた開催してもらいたい。」、「予定調和ではなく、様々な立場の意見が聞けて良かった。」というご意見を頂きました。まずはご参加頂いたお客様、ご登壇頂いた講演者の方々、スタッフのみんなに感謝いたします。ありがとうございました。

今回のイベントを企画した理由は大きく分けて3つあります。以下にその理由と背景を書いていきたいと思います。ちなみに売上や利益を目的としたものではありません。あわよくばという思いが100%なかったかと言えば嘘ですが、本イベントは想定通りの大赤字となりました。(冷汗)

まず一つ目の理由は、まだほとんど実践されていないのに「マインドフルネス」という言葉が陳腐化して飽きられ始めているので、もう一度火をつけたいという思いです。イベントでもYahooの中村悟さんから解説があったように、少なくとも日本において、会社という単位ではマインドフルネスの実践はほとんど進んでおらず、Melonのスタジオをやっていても感じるのは個人のレベルでもほとんど広まっていないということです。これってとても不思議な現象で、多くの人が言葉だけは知っていて、でも実践したことはなく、そのマインドフルネスという言葉も徐々に沈静化しつつあると。要するに実際には全く流行ってないということなんです。でもタピオカは流行ってますよね。タピオカが流行るというのは、タピオカという概念が広まるだけではなくて、実際にタピオカを買って飲んでいる人が増えるということですよね。当たり前ですが。笑

二つ目の理由は個人的な興味も大きいのですが、「マインドフルネス」という漠然として捉えにくい概念に多面的な角度から光を当てることで、参加者や講演者がどの立場を代表しているかに関わらず、マインドフルネスに関する広く深い理解を醸成することにあります。ついつい仏教や禅の本質的な話に終始してしまったり、医学や脳科学の話だけが注目されてしまったりするところを、それらの論点が有機的に絡み合うところを見てみたいという興味もありました。事実、登壇者の方々から発せられたご意見は非常に奥深いもので、マインドフルネスを広げていきたいという思いを持つ私自身、考えさせられる内容となりました。(この先の議論の展開はどうなってしまうのかという焦りを感じている自分をマインドフルにメタ認知しました…。)

三つ目の理由は、MelonのPRとネットワーク作りです。これに関しては利己的な目的で恐縮ですが、4月に会社を作って7月に仮のスタジオでのサービスを開始し、まだ実績が何もない中で、何か自分で社会的意義のあるイベントをやってみたかったという気持ちもありました。実際にこのイベントの企画を通じて、この活動を応援して頂ける多くの仲間や先輩達にお会いできることができました。また嬉しかったのは登壇者の方同士も初めての出会いがあり、これを機に親睦を深めていけそうな機会を提供できたことです。そして参加者の方々も同様に多くのネットワークを築くことができたようです。

具体的なイベントの内容に関しては、どのように情報公開するか検討中です。リクエストなどありましたら個別に対応しますので、ご連絡いただけますでしょうか。第一回Mindfulness Nowと言ってしまった手前、来年も第二回を企画できたら良いなーと考えています。企画のアイディアなど持ち込んで頂けましたら嬉しいです。