チーフ・マインドフルネス・オフィサーに就任した「吉田昌生」からみなさまへ

2021年8月15日、MELONの「チーフ・マインドフルネス・オフィサー」に就任した一般社団法人マインドフルネス瞑想協会代表理事の吉田昌生。
日本に早くからマインドフルネスを啓蒙・普及してきた吉田に、経緯や就任への期待、そしてこれからのマインドフルネスについての思いを聞きました。
始まりは一通のメールから

このたびMELONのチーフ・マインドフルネス・オフィサーに就任した吉田昌生です。私とMELONとの関わりは、代表取締役の橋本がMELONを立ち上げる前の2019年初頭にさかのぼります。
当時、一般社団法人マインドフルネス瞑想協会を立ち上げて約1年半が経ち、神奈川から石垣島に移住していた私のところに、ある日一通のメールが届きました。
そこには、「マインドフルネスサロンを立ち上げ、日本にマインドフルネス文化を普及させたい」という橋本からの、使命感あふれるメッセージが書かれていました。
誠実な文面に心を打たれ、ではぜひお話ししましょうと返信すると、すぐに東京から石垣島へ飛んできてくれたのです。
吉田と橋本は出会ってすぐに意気投合

石垣島の店の個室でお会いした橋本とは、私と同い年と言うこともあり、すぐに意気投合しました。
詳しく話を聞いてみると、米国・ロサンゼルスでマインドフルネス認知療法など最先端の治療を取り入れた診療を展開している、医学博士の久賀谷亮先生にシニア・アドバイザーとして入ってもらうことが決まっているといいます。
そのために、久賀谷先生にロサンゼルスまで会いに行ったと聞いて驚きました。今、こうやって石垣島に来ているのもすごいけれど、アメリカまで行ったという行動力。
そして、まだマインドフルネスという世界に踏み出したばかりなのに、マインドフルネスの各分野の第一線で活躍している方々を招いてのイベントを企画するという熱意と実行力のある方だったのです。
マインドフルネス瞑想協会の修了生達がイキイキと魅力を発揮

橋本は、サロンでクラスを担当してくれるマインドフルネス瞑想の講師や、今後講師を養成する方法を探していました。
いっぽう私は、既にマインドフルネス瞑想協会で講師の育成を始めていたので、修了した優秀な講師たちを紹介することができました。また、講師養成講座のプログラムを提供することにしました。
MELONで講座を持ち始めた修了生達はすぐに、イキイキと持ち前の魅力を発揮し始めました。こういう場を与えてもらって本当にありがたいと思いました。
MELONは創業後、レンタルスタジオでリアルなクラスを開催していましたが、2020年に入るとコロナ禍となりました。しかし発想を変えて急遽オンラインサービスを立ち上げたそれからのMELONの成長ぶりは、みなさまもよくご存じの通りです。
より良い未来のためのコラボレーション
困難な世の中でマインドフルネスという言葉がかなり一般に浸透し、ますます求められているメソッドだと考えていた時、MELONと一緒に活動することを考え始めました。
私はSNSやインターネットを通じて個人で活動するのが得意で、橋本は多くの人を巻き込んでものごとを進めていくことが得意。お互いにないものを持っている者同士、コラボレーションしながら活動していけばより良い未来が描けるのではないか。
そう考え、MELONのチーフ・マインドフルネス・オフィサーへ就任すると同時に、橋本にも一般社団法人マインドフルネス瞑想協会の理事に就任してもらいました。

実は時を同じくして、2年と少し住んだ石垣島から東京へと拠点を移しました。石垣島への移住の約1年後にコロナ禍となり、リアルで行うはずだった講座や構想していたリトリート計画もすべて白紙になってしまったのです。
オンラインで行う講座には世界中から参加者が集まり、その素晴らしさも体験しましたが、思ったような活動ができないさびしさも感じていました。
そんな日々の中、以前、神奈川や東京でひたすらリアルのクラスを開催してマインドフルネスを伝えていた時、その人の人生が変わるような体験を目の当たりにして、自分も人の役に立てているんだなと感じた時の気持ちを改めて思い出したのです。
マインドフルネスという価値観を皆で共有したい
私自身、若い頃に苦しかったりつらかったりした時期が長くありました。もがいて解決策を探すうちにマインドフルネスに出会ったことで救われ、その後の大きな支えになってくれました。
先の状況が見えないこの世の中にあって、マインドフルネスは希望であり光となるメソッドだと思っています。
これからもマインドフルネスを実践し、さらに探求し続けるつもりです。また、自分はこのままでいいんだと思える、ありのままでつながれる場やコミュニティ作りに貢献していきたいと思っています。
今後も一緒に同じマインドフルネスという価値観を共有していきましょう。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。