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について

2019年10月にラグビーのイングランド代表チームにMelonのマインドフルネス・プログラムをご提供させて頂きました。簡単なプレゼンテーションと軽く身体を動かしてからのメディテーションを特別にカスタマイズしたプログラムでしたが、選手の皆様はすでに本国で日常的にマインドフルネスを取り入れているとのことで、すんなりと受け入れて頂きました。出張プログラムでしたが、特に今回は緊張をほぐすことを目的としていましたので、アロマや音楽なども準備し、できる限りリラックスできる環境を整えました。1回目の終了後、翌週に再度リピートを頂きましたのでご満足頂けたのではないでしょうか。

私自身、学生時代に10年以上ラグビーを経験してきましたので、試合前のプレッシャーの感覚などは非常によく分かります。その当時、自分の心の状態をうまくコンディショニングする方法などは知られていませんでした。しかし最近になり、スポーツの分野では当たり前のようにメンタルコーチがつくようになってきています。こちらの記事などでも、イングランドという世界のトップチームがメディテーションを含むメンタルトレーニングをプログラムの一環として取り入れ始めたことが取り上げられています。

Melonでは法人様以外にも、スポーツチーム向けに出張プログラムもご提供しております。世界の一流のスポーツチームはメンタル・コンディショニングにマインドフルネスを活用しています。話を聞いてみたいというお客様はお気軽にご相談ください。

からだを休める方法はよく話題にのぼりますが、「脳」を休める方法というと情報が限られています。スポーツ医学には「セントラル・ファティーグ(脳の疲れ)」という言葉があるようです。運動を続けることで、からだのみでなく脳も疲れてしまい、パフォーマンスが落ちることです。

脳もからだ同様疲れます。

全身のブドウ糖消費を示すスキャン。心臓、肝臓、筋肉などの主要臓器と比べても脳が消費量が多いことがわかります。

あたまに血がのぼった感じがする。
あたまがしびれる。
あたまがぼーっとする。
いつも疲れている。
どれだけ休んでも疲れがとれない。
集中できない。
イージーミスが多い。
いろいろなことが気になる。
音に敏感になる。

表現はさまざまですが、多くの方が「脳の疲れ」を口にされます。
脳はからだの中でもエネルギーの大食漢です。全身のエネルギーのおよそ20%を消費するとされています。

脳のエネルギーの大半(60~80%などといわれます)は、私たちが何かをする時には使われていません。

「え?」と思われるかもしれません。

そうです、大食漢の脳は、「何もしない時に一番エネルギーを消費している」のです。この静止時に動いている脳の回路を「デフォルト・モード・ネットワーク」あるいはDMNといいます。

DMNはある状態でさらに忙しくなることがわかってきています。

こころがさまよっているとき
色々なことをくりかえし考えているとき
過去のことを繰り返し反芻しているとき
気分が落ちこんでいるとき
自分にとらわれているとき

こころのさまよい(携帯をいじるとき、ネットサーフィンのときもでしょうか)が不幸せと関連しているという報告もあります。現代人はこれを頻繁にしているようです。(生活の半分を!)

そして脳は多くのエネルギーを浪費して、疲労にむかっている可能性があるのです。

参考文献

  1. Killingsworth MA, Gilbert DT (2010) A wandering mind is an unhappy mind. Science 330:932.
  2. Raichle ME et al. Two views of brain function. Trends in Cognitive Sciences Vol.14 No.4, 2010
  3. Alavi, A. and Reivich, M. (2002) Guest editorial: the conception of  FDG-PET imaging. Semin Nucl. Med. 32, 2–5

TransHope Medical (https://thmedical.org/)  久賀谷亮コラムより



キャリア③起業家として

こんにちは、Melonの橋本です。この連載ではビジネスパーソンにとってメディテーションやマインドフルネスがどのような場面で効果を発揮するのかを、個人的なキャリアを通じてご紹介しています。初回では投資銀行での経験、次の回ではヘッジファンドでの経験を紹介させて頂きました。今回は、現在進行形になりますが起業家としての経験をご紹介してみたいと思います。

とは言うものの、起業準備を開始したのは昨年末になりますので、正直、起業家と名乗るのもおこがましいと感じています・・・。まだまだ事業も本格的には立ち上がっておらず、課題は山積み、かつその山はどんどん大きく膨らんでいきます。想定してはいましたが、いざ事業の立ち上げを経験してみると痺れることの連続で、精神的にもかなり振り回されてきました。また現時点では自分に給与を出す余裕はありませんので、貯蓄を食い潰している状態です。ある程度、安定するまでは止むを得ないと思ってスタートしましたが、いざその立場に立ってみると起業をした諸先輩方の不安や苦労がリアルに肌で感じられます。

このような状態で、どこまでメディテーションを通じてマインドフルに活動することができるのか、当初から自分自身で人体実験をするつもりでいました。メディテーションは事業立ち上げ前から継続していますが、特に会社を設立してからは1日も欠かさずに毎朝10〜20分程度は座るようにしてきました。正直、毎日時間が足りないので、10分の瞑想の時間を確保するのはハードルが高いと感じたこともありました。それでも継続してきた結果、精神的にはかなり安定を維持しながら仕事を続けることができています。主観的にはこの1年間でメンタルを崩しそうになったことは一度もなかったと思います。もちろん考えなければならないことや不安は無数にあり、ふと気がつくと白昼夢を見ていたり、様々なことを妄想していることはあります。しかし一方で、その波に飲み込まれず、自分の感情や思考をメタ認知できているとは思います。またそのような時に感じる身体感覚にもかなり敏感になっており、それがネガティブな反応であった場合、呼吸に意識を向けマインドフルな状態に持っていくことができるようになりました。起業の経験は初めてですので、マインドフルな心の状態で起業をすることと、そうでない場合を比較することはできません。それでも主観的にはマインドフルネスは非常に使える「ビジネスパーソンにとっての最強の武器」だと感じられています。またMelonに来てくれている友人の起業家や経営幹部の人たちも同じような効果を感じてくれているようです。

これまでの連載でご紹介してきましたが、個人的なキャリアを通じて大きなストレスがかかる環境で仕事をしてきました。この経験の中で、マインドフルネスは本当に効果があると断言できるようになりました。それは論文で客観的なエビデンスが証明されていること以上に、自分の経験により主観的に感じられている事実です。これは言葉を聞いて頭で理解するのではなく、メディテーションの実践を通じて初めて腹落ちする感覚だと思います。まだその効果に懐疑的な方もいらっしゃるかもしれないですが、是非騙されたと思って2ヶ月継続して頂きたいです。Melonでマインドフルネスに出会い、3ヶ月通って頂いた為替トレーダーのお客様いわく「こんなにコスパ最強のツール、マインドフルネスをやらない理由が分からない」とのことです。是非お試しあれ。

投資銀行時代についての追記

前回の記事に関して少し補足しておこうと思います。私が新卒で入社した投資銀行業界ではストレスやメンタルヘルスの問題を抱えた人が多かったと書きましたが、マインドフルネスやメディテーションはそれ以外にも役立つ場面があるのではないかと感じています。

私自身の経験も含めよく耳にしたのは、パートナーや家族との不和でした。毎日深夜までの残業が続く業界でしたので(残業という概念すらありませんでしたが)、普通に一生懸命に仕事をこなしていたら、ある日パートナーが家を出て行ったという話がよくありました。仕事上、家でパートナーや家族と過ごす時間は限られていますし、家にいる間は休息の時間にしたいという思いもあります。その結果、お互いに悪気はないのにいつの間にか感情がすれ違うことが多くなり、気づけば気持ちが離れていたということなのでしょう。あまりにもよくあることなので、中の人たちは半ば冗談のネタにしていました。しかし後から考えたら、本来一番キツい時にお互い支え合うことができるパートナーが離れて行ってしまうというのは、やはり切ないなと感じます。このような環境で関係性を維持するためには、短い時間でも密にお互いのことを話し合い、理解し合うための時間を作ることが必要ですね。ここで使えるのは「傾聴」や「マインドフルリスニング」というスキルです。とても単純ですが、相手の言っていることに100%意識を向け、真に相手を理解するという姿勢で話を聞くことです。これを試してみると普段いかに自分が他人の話を聞いていないかということに気づきます(苦笑)パートナーや家族、友人との関係性に悩んでいましたら、ぜひ一度試して見て下さい。

またそれ以外にもマインドフルスのトレーニングを継続すると、仕事のスピードや生産性が上がるというメリットもあります。短い睡眠時間で踏ん張っている時はどうしても気が散りやすくなったり、業務効率が悪くなってきます。脳が疲れてきたなと感じたら5分のメディテーションをお勧めします。またマインドフルネスはマルチタスクの能力を高めるという研究もあります。(マルチタスク自体が生産性を落とすので、本来はするべきではないのですが。)特に忙しく仕事をこなしている方は、メディテーションをする時間なんて作れないと言われることが多いです。しかし個人的には、朝の10分間の投資が残りの23時間50分の価値を大幅に向上させると感じています。忙しい人にこそ試して頂きたいと感じています。やはりシリコンバレーのスタートアップの起業家が皆さん取り入れているのには理由があるのではないでしょうか。

キャリア②ヘッジファンドのアナリストとして

さて投資銀行から投資ファンドに転職してからの話をしようと思います。前職でメンターをして頂いていた先輩からお声がけ頂き、話を聞いてみることにしました。その当時プライベートエクイティが日本でも拡大し始めており、投資銀行からの転職者も増えていました。必要なスキルセットとしては投資銀行からプライベートエクイティへの転職というのは相性が良く、私のようにマーケットサイド(株式市場など)に移る人は比較的少なかったです。転職後は一からマーケットについて学ばなければならないため、そのハードルが高いと感じるからかもしれません。私はまたまた学生時代の就職活動と同様に、あまり深く考えることもなく、面白そうという理由で飛び込んでしまいました。

当然のことながらジュニアバンカーとは求められるアウトプットも違うため、何から何まで時間がかかります。投資銀行ではとにかく優秀なマシンのように、サクサクと資料作成などの業務をこなすことが求められます。一方で上場株に投資を行うファンドでは、まだ市場が気づいていない情報に価値があり、それを探すことが求められます。このために求められるスキルセットは大量の情報をインプットする情報処理能力、投資アイディアの核となる仮説を立てるクリエイティビティ、またそれを検証するリサーチ能力とコミュニケーション能力などです。特に創造的な投資アイディアを考えるスキルは身につけるのに時間がかかりました。一生懸命考えて、やっと独自の仮説を立てたと思っても、検証してみると実は勘違いであったり、既に市場に織り込まれていたりします。これは投資の株式投資の醍醐味である一方、磨いていくのにとても時間がかかりました。この頃は朝から大量の情報を読み込み、夜には勉強のため読書を行い、常に頭がパンクしているような状況で、思考能力は低下していたように感じます。もちろん睡眠である程度は回復するのですが、ジュニアアナリストのこの当時にマインドフルネス瞑想に出会っていたかったと切に感じます。今では頭が疲れると5分の瞑想をしますが、これが効果てきめん。ぜひ試してみて下さい。(続く)

過渡期にあるメディテーション市場

ちょっと派手めなメインタイトルを付けましたが、今回から連載でこのテーマに絞って書いてみたいと思います。最近、ちらほらこのような内容の記事をメディアで目にすることが多くなってきたのではないでしょうか。個人的にも、お客さんからの感想や、新しくお知り合いになった方々から同様の意見を頂くことが多いです。それ以外には、実は昔からやってました、という隠れ瞑想家の方がカミングアウトするようになってきました。メディテーションに対する認知が妖しげなイメージから、徐々に良いイメージに変容していく過渡期にあるのではないでしょうか。

先日、Melonでインストラクターを担当して頂いている仲間が米国に視察に行ってきましたが、彼女いわく西海岸でも東海岸でもメディテーションとマインドフルネスはかなり盛り上がってきているとのことです。様々な雑誌の特集が組まれていたり、メディテーション専門のスタジオもたくさん立ち上がり始めているようです。効果があるのは既に認知されていて、ファッションとして広がっている部分もあるのかもしれません。むしろ日本の出遅れ感が目立っていて、このギャップは何なんだと感じています・・・。

なぜ日本では広がっていないのでしょうか?もちろん宗教的なものに対するアレルギーもまだまだ残っています。それ以外には、単純にその効能が知られていない可能性もありそうです。マインドフルネスやメディテーションが、脳や心に及ぼす良い影響はとても幅広く、それが返ってその効果を分かりにくくしているのかも知れません。そこでこの連載では具体的に自分自身の例を挙げて、1ビジネスパーソンとしてどのような効果を実感してきたか、少し個人的な話に踏み込んでご紹介したいと思います。マインドフルネスやメディテーションは万能薬ではありません。人生が劇的に変わるほどの効果が絶対にあるとも断言できません。それでも少しでもその効果を信じて、試して貰える人が増えたら嬉しいと思っています。

キャリア①投資銀行のジュニアバンカーとして

特に綿密なキャリアプランもなく、大学を卒業後、外資系の投資銀行に入社しました。正直に言えば、何となく仕事ができる人が集まっていそう、お金が稼げそう、という意識低い系でした。その頃は、社会を変えてやる!とか、世の中の役に立ちたい!という意識はあまりなかったです。ただ比較的のんびり過ごした学生生活から、社会に出ていよいよ本番が始まったという感覚は持っていたように記憶しています。さて実際に仕事が始まると、面接や内定後に聞いていた通りの激務。気力体力はありましたし、モチベーションも高かったので多少寝なくても業務を続けていくことはできました。一緒に入社した同期たちとも仲が良く、深夜2時に仕事を終えて飲みに行ったりしていました。

そこで上司や同僚を観察していて気づいたことがあります。それは仕事ができる人のところに仕事が集まっていくということ。プロジェクトベースで業務を進めるために、プロジェクトリーダーが人選を行うときには優秀な若手をチームに入れたがります。複数のチームを掛け持ちする優秀な若手は当然仕事漬けになり、削られていきます。求めれるのは論理性、正確性、スピード、ストレス耐性、コミュニケーション能力、体力です。これらの能力がどれか一つ圧倒的に劣っていると、おそらくジュニアバンカーとしては生き残れないでしょう。仮に全ての能力が優れていたとしても、業務を継続していると次第にメンタルヘルスと体力は削られていきます。同僚も自分自身もこのような環境でみるみる疲弊していきました。中には自律神経失調症やうつ病、脳梗塞など様々な病を患ってしまった仲間もいます。しかしこの当時(リーマンショック前)、ウェルビーングやメンタルヘルスという言葉はあまり聞かなかったように記憶しています。むしろ寝てない自慢や週末仕事したアピールが横行していました。(笑)

当時の私もバリバリのウォール・ストリート・カルチャーに憧れた瞬間はありました。しかし次第に家庭や私生活、健康を犠牲にしてまで、この生活を継続するのは現実的ではないと感じるようになっていきました。悩んだ末、先輩に誘われていた米系の投資ファンドに転職することにしました。当時この決断を逃げだと考える人もいたようです。もし自分の精神的な健康状態をより積極的にケアできる方法を知っていたら、また違ったキャリアになっていたかもしれません。(現在一部の投資銀行ではマインドフルネスやメディテーションを導入しているようです。)しかし結果として、よりライフワークのバランスが取れた職場に転職することができ、その後10年以上その職場で働くことになりました。(続く)

マインドフルネスの効果としてよく挙げられるものとして自己認識能力の向上があります。この記事では自己認識とは何かを考えてみます。

英語で自己認識はSelf-awarenessと訳されますが、awarenessとは気づきです。少しわかりやすく言い換えると、自分の状態に気づいていることが自己認識ですね。それでは自分の状態に気づいていない状態とは、どのような状態なのでしょうか?例えば、スーパーのレジに並んでいる時に割り込みをされたとします。その瞬間、多くの人はイラッとして、注意をしようとしたり、心の中で文句を言ったりしているかもしれません。この時、自分の状態に気づいていると言えるでしょうか?おそらく感情や思考の波に飲まれて、客観的に自分の状態に気づいているとは言えないかもしませんね。ここからの反応は人によって大きく違うと思います。その日、体調が悪かったり嫌なことが重なっていたりしたら、割り込みという外部からの刺激によって、長時間に渡り、怒りや不快感が続いてしまう人もいるでしょう。一方で、健康でポジティブな気分の人は、「ま、いいや。」と受け流すことができるかもしれません。ここで、自己認識能力の高い人は「自分が怒りを感じた」ということを瞬時に認識して、意識的にその感情を手放すことができます。マインドフルに生きるということは、周囲の状況や自分自身の状態にいつも気づいていられるということです。そして、一度気づくことができた感情や思考に関しては、それを持ち続けるか、手放すかを選べるようになっていきます。

マインドフルネスのトレーニングでなぜ自己認識が高まるのでしょうか。例えば呼吸に意識を向けている時に、自分の意識が勝手に連想ゲームを始めたとします。マインドフルネス瞑想の一番のポイントは、その時に「意識がそれた」ということに気づくことです。瞑想のトレーニングを継続すると、その気づきのスピードが段々と早まっていき、これにより自分の意識の動きに敏感になっていくのです。そして気づく「対象」として自分の感情や思考を認識することにより、それらを自分自身の一部と見なさなくなっていきます。(取捨選択できるものはもともと自分の一部ではないですよね。)このプロセスを脱同一化という言葉で表現したりもします。

ここで日本に伝わる古いエピソードを紹介させて下さい。ある侍が極楽と地獄とは何かを説明するよう禅僧に挑みました。しかし、禅僧はこう答えます。「お前は全くの愚か者だ。お前のような者に時間を無駄にはできない。」激怒した侍は、刀を抜き怒鳴った。「無礼者、死にたいか!」すると禅僧は穏やかに答えます。「それが地獄です。」侍はその言葉の意味することを理解し、気持ちを沈めて刀を収めると、禅僧に礼を言いました。「それこそが、極楽です。」と禅僧は言いました。まさに、外部からの刺激→感情の変化→自己認識→脱同一化という一連のプロセスを表していますね。

このようにマインドフルネスを継続することで、自己認識能力を高め、より感情を安定させて充実した毎日を送れるようになっていきます。個人的には2〜3ヶ月で効果を実感できるようになると思います。体を鍛えるのと同様に、心も必ず鍛えられます。Melonではマインドフルネスのトレーニングを初心者の方も実践できる場を提供していますので、ぜひお気軽に遊びに来て下さい。

2019年9月14日に第一回Mindfulness Nowを開催させて頂きました。このイベントは会社設立前から構想していたもので、マインドフルネス各分野の一線で活躍されている方々をお呼びして、それぞれの立場からマインドフルネスの今を語って頂きたいと思っていました。結果としては、大成功と言える内容になったのではないでしょうか。アンケートではほとんどが「満足」と「非常に満足」という回答を頂き、「ぜひまた開催してもらいたい。」、「予定調和ではなく、様々な立場の意見が聞けて良かった。」というご意見を頂きました。まずはご参加頂いたお客様、ご登壇頂いた講演者の方々、スタッフのみんなに感謝いたします。ありがとうございました。

今回のイベントを企画した理由は大きく分けて3つあります。以下にその理由と背景を書いていきたいと思います。ちなみに売上や利益を目的としたものではありません。あわよくばという思いが100%なかったかと言えば嘘ですが、本イベントは想定通りの大赤字となりました。(冷汗)

まず一つ目の理由は、まだほとんど実践されていないのに「マインドフルネス」という言葉が陳腐化して飽きられ始めているので、もう一度火をつけたいという思いです。イベントでもYahooの中村悟さんから解説があったように、少なくとも日本において、会社という単位ではマインドフルネスの実践はほとんど進んでおらず、Melonのスタジオをやっていても感じるのは個人のレベルでもほとんど広まっていないということです。これってとても不思議な現象で、多くの人が言葉だけは知っていて、でも実践したことはなく、そのマインドフルネスという言葉も徐々に沈静化しつつあると。要するに実際には全く流行ってないということなんです。でもタピオカは流行ってますよね。タピオカが流行るというのは、タピオカという概念が広まるだけではなくて、実際にタピオカを買って飲んでいる人が増えるということですよね。当たり前ですが。笑

二つ目の理由は個人的な興味も大きいのですが、「マインドフルネス」という漠然として捉えにくい概念に多面的な角度から光を当てることで、参加者や講演者がどの立場を代表しているかに関わらず、マインドフルネスに関する広く深い理解を醸成することにあります。ついつい仏教や禅の本質的な話に終始してしまったり、医学や脳科学の話だけが注目されてしまったりするところを、それらの論点が有機的に絡み合うところを見てみたいという興味もありました。事実、登壇者の方々から発せられたご意見は非常に奥深いもので、マインドフルネスを広げていきたいという思いを持つ私自身、考えさせられる内容となりました。(この先の議論の展開はどうなってしまうのかという焦りを感じている自分をマインドフルにメタ認知しました…。)

三つ目の理由は、MelonのPRとネットワーク作りです。これに関しては利己的な目的で恐縮ですが、4月に会社を作って7月に仮のスタジオでのサービスを開始し、まだ実績が何もない中で、何か自分で社会的意義のあるイベントをやってみたかったという気持ちもありました。実際にこのイベントの企画を通じて、この活動を応援して頂ける多くの仲間や先輩達にお会いできることができました。また嬉しかったのは登壇者の方同士も初めての出会いがあり、これを機に親睦を深めていけそうな機会を提供できたことです。そして参加者の方々も同様に多くのネットワークを築くことができたようです。

具体的なイベントの内容に関しては、どのように情報公開するか検討中です。リクエストなどありましたら個別に対応しますので、ご連絡いただけますでしょうか。第一回Mindfulness Nowと言ってしまった手前、来年も第二回を企画できたら良いなーと考えています。企画のアイディアなど持ち込んで頂けましたら嬉しいです。

 今日は表参道にある日本を代表するトップヘアサロン、NORAの従業員様向けにワークショップを開催させて頂きました。開店前のお忙しいタイミングでしたが、貴重なお時間を割いて頂き、日々ご活躍されているスタイリストの方などにマインドフルネスや瞑想の効果について講義を行い、実践もして頂きました。皆さま流石に柔軟性や感度が高く、最初は難しいと言っていた方も、最後の長い瞑想の時間が終わると、とても気持ち良かったとか、これから継続していきたいという声が聞かれるようになりました。おそらく普段から脳と体を酷使されていると思いますので、継続的にマインドフルネス瞑想を行い、心身のメンテナンスを行うことにより、より充実した仕事とプライベートの時間を過ごして頂けると嬉しく思います。

 このようにMelonではスタジオでのクラス提供と法人様向けのサービスをハイブリッドで行なっています。従業員、経営幹部の皆さまがより健康で幸せに働くことができるよう尽力させて頂きたいと思いますので、話を聞いてみたいというお客様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡頂けますと嬉しいです。

Googleが社員研修に取り入れたことで有名になったマインドフルネスですが、正しく解説されないことが多いです。

そのため、本記事でその効果や実践方法を解説したいと思います。

目次

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは何か?

マインドフルネスとは、「今この瞬間」に起こっている身体の内外の経験に集中している心理状態、または、その状態に向かうプロセスのことを指す概念です。

つまり、今対面していること以外に気がそれていない状態のことです。

マインドフルネスの歴史

マインドフルネスは、1970年代から臨床心理学の分野で研究されていました。
Googleが社員研修に取り入れたことで注目を浴びましたが、ベースは1979年にマサチューセッツ大学教授ジョン・カバット・ジン氏が提唱した「マインドフルネスストレス低減法 (MSBR) 」の理論になります。

また、この理論は元々患者の痛みを和らげるために開発され、そこから鬱などを引き起こす精神的ストレスに応用されたのを経て、現在のようにビジネスの現場に取り入れられています。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスストレス低減法は、元々患者の痛みを和らげるために開発されたものであるため、治療としての効果が強く出ています。
しかし、近年の脳科学の研究で「集中力・記憶力・創造性・共感性が高まる」などといった効果も認められています。

科学的に認められている効果は、具体的に以下のものがあります。

マインドフルネスの実践方法

そんな素晴らしい効果のあるマインドフルネスの実践方法を紹介したいと思います。

マインドフルネスは、「今この瞬間」に注意を向け、注意がそれたら再び注意を戻す、ということを繰り返して訓練を行っていきます。
そのため、この「集中 → 注意がそれる → 再び集中」というサイクルが可能ならば、なんでもマインドフルネスを実践することができます。
例えば、座っても、歩きながらでも、ゲームをしていても実践することができます。

この記事では、一番の基本となる実践方法を紹介します。

  1. 背筋を伸ばしてリラックスして椅子に座る
    ポイント
  2. 5秒ほどかけて鼻から息を吸う
    ポイント
  3. 5秒ほどかけて口から息を吐く
    ポイント
  4. 注意がそれたら呼吸に意識を向け直す
  5. 1〜4を繰り返す

手軽なマインドフルネスの実践方法ですが、家で練習しても正しいやり方でできているか分からないという声を多く聞きます。Melonでは専門のインストラクターが初心者にも分かりやすく瞑想の手ほどきをしてくれます。継続的なトレーニングを行うことで2〜3ヶ月で効果を実感できるようになってきます。

マインドフルネス瞑想のクラス予約はこちらから行ってください。

まとめ

本記事では、Googleが社員研修に取り入れたことで有名になった「マインドフルネス」の効果と実践方法について解説しました。

マインドフルネスの効果は、脳科学的に実証されており、仕事にもプライベートにも活用できるものなので、ぜひ実践してみてください!

 突然ですが、ハイジャックを経験したことはありますか?わたしは昔はよくハイジャックに遭っていましたが、最近はめっきり少なくなりました…。もちろん飛行機でのハイジャックの話ではありません。自分の脳を怒りに乗っ取られてしまう、感情のハイジャックの話です。まるでテロリストが飛行機に乗り込んでくるように、人間の脳もハイジャックに遭ってしまうことが知られています。

 脳に過度なストレスがかかると、本能や感情を司る扁桃体と呼ばれる部位が、自分の意思とは関係なく暴走を始めてしまいます。これを脳科学の世界では「まるで扁桃体がハイジャックされたようだ。」と表現することがあります。例えば、長い列に並んでいて割り込みをされた時、すれ違いざまに強くぶつかられた時、誰しも一瞬はイラっとしてしまうのではないでしょうか。通常は、理性を司っている前頭前野が扁桃体を抑えつけてバランスを取っています。このバランスが崩れてしまうと、キレやすくなってしまったり、自分の欲求のコントロールが効きにくくなってしまうと言われています。

 それではこのような事態に陥らないためにどうすれば良いのか?方法は即効性のある対処法と、中長期的な方法があります。中長期的にはマインドフルネス瞑想を継続することで、扁桃体と前頭前野のバランスが取れるようになることが知られています。実際に怒りを感じた時には、次のような方法を試してみてください。

① 怒りを認識する。自分が怒りを感じていると理解し、怒りと怒っている自分を同一視しない。
② 怒りを受け入れる。怒ってはいけないと自分に言い聞かせるのではなく、素直に自分が怒っている事実を受け入れます。
③ 検証する。怒った時に身体にどのような変化が起きているか観察します。呼吸、心拍、筋肉のこわばり、これらの変化に気づきましょう。
④ 手放す。客観的に認識した怒りの感情を、他人事のように手放していきます。①で自分と怒りを同一視しなくなっているので、この段階では比較的、怒りから距離を置くことがしやすくなっています。

 本当は怒りたくないのに、怒ってしまいそう。そんな感情が湧いた瞬間に、深呼吸をしたり、数を数えてからこの方法を試してみるとより効果的かもしれません。怒らなくなった自分を、きっと周りの人たちはもっと好きになってくれることでしょう。