米国メディテーション市場視察 Part 3

米国メディテーション市場視察 Part 2

クリスマスイブの日はちょうど移動日で夜8時過ぎにNYのホテルに到着。極寒も覚悟していたものの、日本より少し寒い程度で安心した。お一人様クリスマスディナーの後はSmallsというジャズクラブに行く。ここはNYに来るたびに訪れるお気に入りの場所の一つだ。最前列で気持ちよく曲を聴いていると、まだ時差ぼけもあるのか気づいたらウトウトしていた。さすがにアーティストの方に失礼と思い早めにホテルに引き上げる。

大好きなジャズクラブSmalls

翌日は午前中からヨガのクラスを2つ予約していた。最初に訪問したのはSacred Sound Yogaという比較的小さなヨガスタジオで、偶然にもその日は日本人のインストラクターだった。野澤さんというその女性はもともとバレエをやっており、今ではバレエとヨガのインストラクターをお仕事とされているそうだ。もう15年ほどN Yにいるので生粋のニューヨーカーとしてローカルに溶け込んでいる姿が格好良かった。自分自身も15年ほど前からヨガはやっているのであるが、最近はめっきり足が遠のいているため、かなりヘトヘトになってしまう。そのスタジオはリノベーションをしている最中で、来年からはホットヨガのスタジオに生まれ変わるそうだ。LAにもホットヨガのスタジオを見たが、調べるとNYでもけっこう流行っているようだ。この日のクラスは自分以外には女性が4名と男性が1名だった。こちらでも少し年配の方が多い。野澤さんとは連絡先を交換し、これからも情報交換をさせて欲しいとお願いしておいた。

次に向かったのはWoom Centerというヨガスタジオだ。ウェブサイトの写真からオシャレ感が漂っていたのでとても楽しみにしていた。到着すると予想外に小さなエントランスの前で女性が2人待っている。開始10分前なのに鍵が空いていないようだ。そうこうするうちに8名程が集まり始めたが、みんな慣れている様子で待っている。5分前にやっと扉が開き、長髪を束ねたいかにもなヨガインストラクターのお兄ちゃんが受付をしてくれた。

看板が出てなければ素通りしそう
カフェっぽいロビー

ロビーの内装は外から見たよりだいぶ良い雰囲気で、テイストは以前に訪問したMNDFLにも似ている。ここはスタジオが特徴的で、プロジェクターで四方の壁に画像が映し出され、音にもかなりこだわっているようだ。驚いたのはクリスマスのランチタイムにもかかわらず、25名分ほどのマットが全て埋まっていたことである。ここも女性が8割ほどで、比較的若いお客さんが多めの印象だ。プログラムも特徴的で、ほとんど休憩なしで変化していく音楽と画像の中で動き続ける。普段からかなり体は動かしている方だが、2本連続でしっかりしたヨガのプログラムを受けた事はなかったので、けっこう疲れてしまった。他のお客さんも同様のようだが、皆さん動きを既に覚えていたのでリピーターが多いようだ。これだけクラスが埋まると事業としては成功しているのだろう。

よく見ると天井にプロジェクターがたくさん付いている

この日の午後はもう一箇所だけ行ってみたかったところに足を伸ばした。Three Jewelsという仏教系のNPOのヨガ・メディテーションスタジオ兼カフェだ。スケジュールを確認したところもう年内の営業は終了していたのだが、せっかくだから外見だけでも見ておきたいと思って伺う。外から写真を撮って中を覗き込むと、白髭のおじさんが鍵を開けてくれた。

センスの良い外観

とてもフレンドリーな方で、どこから来たのか、誰かから紹介されたのかなど色々聞いてくる。事情を説明して中を見学して良いか聞くと、もちろんとスタジオを案内してくれた。入り口を入ると完全にカフェと見違えるオシャレな空間だ。リノベーション中でごちゃごちゃしていたが、雰囲気は伝わってくる。奥のスタジオには4、5名ほどの若者がペンキを塗ったり、床を直したりしている。聞くと全員ボランティアでクリスマスにもかかわらず働いているという。皆さん仲良しそうで、オーナーさんの人柄もあってこの場の空気を柔らかいものにしている。

カフェエリア

スタジオのプログラムはほとんどボランティアによる提供だそうだ。今のリノベーションは宗教色をなくして、よりオープンでカジュアルな場にすることが目的だそうだが、もともとのデザインも普通にオシャレで素敵だった。日本でも同じようなスタジオを作るつもりだと伝えると、何かあったら相談してくれと言ってくれ、インスタに上げるから自撮りをしようと言われる。とにかくめちゃくちゃ気の良いおじさんだ。帰りにキーホルダーやらシールやらお土産を頂き、インスタの連絡先を交換して失礼した。NYに来たらまた行きたい場所が一つ増えた。(Part 4に続く)

仏教徒のHectorさんと