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うつ病の休職期間・対応方法は?休職期間の過ごし方もご紹介

ストレスの多い現代社会で、残念ながらうつ病を患ってしまう人は少なくありません。

厚生労働省の調査では、日本人のおよそ40人に1人(323万人)がこころの病気で通院や入院をしており、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかると言われています。

うつ病により働き続けることが難しい場合は退職することもできますが、まずは休職して様子を見てみることも手段の一つです。しかし、なかには休職に関して不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事は、うつ病になった場合どれぐらい休職できるのか、休職に必要な手続きは何か、さらに休職期間中の過ごし方・治療についてもご紹介します。

「うつ病」と診断されたら?

病院で医師の「うつ病」診断書を発行してもらう必要あり

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仕事を休職したいと思った場合、まずは病院(かかりつけの心療内科などでも可能)や就労支援機関などに相談する必要があります。

なぜなら、会社に休職を申請するためには、医師の診断書が必要になるからです。医師から診断書を発行してもらう際にしっかりと現状を説明し、このままでは仕事を続けられないことを理解してもらうことが重要です。

また、医師は診断書を発行してくれるだけでなく、今後の過ごし方や療養相談もおこなってくれます。

就業規則の休職関連項目をチェック

医師の診断書を手に入れたら、会社の就業規則にある休職に関する項目を確認します。特に、休職可能な期間と休職中の給与がどうなるかはしっかりとチェックしておきましょう。また、正規か非正規かで条件が異なることもあるため注意が必要です。

書類が揃い確認事項を一通り見た後は、休職中の会社との連絡の取り方も決めておくほうが安心です。うつ病で休職している場合、精神状態によっては電話やメールの返事ができないこともあります。

休職中に連絡を取り合うタイミングや内容をあらかじめ指定しておくことで、勤務先からの連絡に悩まされることも少なくなります。

休職期間の目安はどのくらい?

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うつ病でどのくらい休職できるのかは、症状によっても異なります。

症状が軽度の場合の休職期間

うつ病の症状が軽度の場合、休職期間の目安は約一ヶ月です。

軽度のうつ病は、ゆううつな気分が続いたり物事への興味が失われたりするだけでなく、疲れやすくなるといった症状が出る人が多く見られます。これらの症状が2週間以上続いていても休まずに仕事ができている場合、軽度のうつ病と診断されます。

症状が中等度の場合の休職期間

うつ病の症状が中等度の場合、休職期間の目安は三ヶ月から半年程度です。

中等度の場合、先程ご説明した症状がより重く心や身体に現れます。そのため放置すると、遅刻や早退を繰り返してしまうなど業務に大きな影響が起こることもあります。

症状が重度の場合の休職期間

うつ病の症状が重度の場合、休職期間は最低でも1年見ておくとよいでしょう。

重度の場合、希死念慮(死にたい気持ち)の高まりや食欲不振、睡眠障害といったかなり深刻な状態がみられることが多いため、早急に休職して治療に専念しなければなりません。

治療が終わっても再発防止のために数週間から数ヶ月様子を見る必要があるため、復帰までに長い時間を要することもあります。

休職期間中の過ごし方について

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手続きなどがすべて済んだら休職期間に入ることができますが、休職期間中の過ごし方は想像がつかないという方も多いでしょう。

休職期間は身体と心を休めることが最優先

休職期間中に最優先ですべきことは、身体と心を十分に休めることです。医師の指示通りに定期的に通院を重ねる中で、「もう少し家で休みましょう」「そろそろ外出しても大丈夫ですよ」といったアドバイスがもらえるので、安心してください。

医師に外出することを勧められたら、まず家の周囲の散歩などから始めてみましょう。日中に軽く身体を動かしておくと適度に疲れが生じ、夜も寝付きやすくなります。

合わせて1日3食バランスの良い食事をしっかりとることも重要。まずは簡単なことから始めて、徐々に生活のリズムを整えていきましょう。

身体と心がある程度回復したあとは復職のことも考える必要がありますが、1人で考えるのが難しい場合は医師や家族、友人といった周囲の人間と相談した上で決めるとよいでしょう。

相談を重ねた上で復職が難しいとなった場合は、転職を視野にいれるのも1つの手です。

リワークプログラムを活用しよう

医療機関や地域、会社によっては「リワークプログラム」をおこなっているところもあります。リワークプログラムはうつ病を始めとする精神疾患が原因で休職している方に対し、復職に向けたリハビリテーションを行うプログラムです。

リワークプログラムに参加できる環境が整っている場合、復職前に段階的に社会復帰に向けた心身の準備ができます。リワークプログラムについては病院で行われているリワークプログラムの一例をこちらの記事でご紹介しているので、気になる場合はぜひ目を通してみてください。

まとめ

今回は、うつ病で休職する際に必要な手続きや休職期間の長さ、休職期間の過ごし方についてご紹介しました。休職期間中はただ漠然と過ごすだけでなく、意識して心身を整えたり復職に向けたリハビリなどを行う必要があります。

とはいえ、うつ病で休職をする場合は心身の不調を整えることが最も重要なので、医師とも相談しながら徐々にできることをおこなっていきましょう。