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米国メディテーション市場視察 Part 5

米国メディテーション市場視察 Part 4

次のスタジオはHumming Puppyというヨガスタジオだ。ウェブサイトの世界観や口コミでの高評価に期待感を持ってきたが、店舗が2階にあるため、またも入り口がシャビーだ。(NYでは既に慣れてきた)やはり1階の路面店では家賃が高すぎて採算が取れないのであろう。集客とブランディングはウェブで行うと割り切っている感がある。ヨガは既にかなり普及してきたため、新規開拓をしなくても顕在化している需要をネットを通じて汲み取れているのかもしれない。一方でメディテーションはヨガほど普及しておらず、新規層にどのようにアプローチするかは課題である。人通りが多い路面店を設けることができれば、まだニーズが顕在化していない層にも訴求できるのであろうが、採算が取れるようになるまで時間はかかるかもしれない。いずれにしてもHumming Puppyはウェブでの集客に成功しているようだ。

エントランスはもはや何屋なのか全く分からない。
からのギャップ萌え。

無機質なエントランスを入るとラグジュアリー・ブティックホテルのロビーのような空間である。ハーブティーを自由に飲めるようになっていて、次のクラスを待っているお客さんもリラックスしているようだ。スタジオもブラックを基調にしたミニマルなデザインで素敵だったが、更に驚いたのは稼働率である。クリスマスの午後2時のクラスだったが30名ほどのマットの8割は埋まっていた。こちらでも女性が8割という印象。ヨガは特に呼吸を意識させるフローヨガで、瞑想から始まりオームを唱えて終わるトラディショナルなものだ。ちなみに今回訪れたほとんどのヨガスタジオでオームを唱えていた。(例のオウムとは関係ないが)宗教色を感じる人もいるので日本のメジャーなヨガスタジオでは取り入れていないところも多いと思う。やはり米国では宗教的なものやスピリチュアリティに対する姿勢が寛容なのであろう。またBGMは意識しないと気付かない程度の重低音のアンビエントミュージックで、スタジオの重厚なイメージにマッチしており、ここにもこだわりを感じた。

この日最後に向かったのはReCOVERという最新のウェルネス機器を体験できる施設だ。こちらもビルの上にあり、看板も出ていないため入り口は極めて分かりにくい。ビルの1階でインターホンを押して鍵を開けてもらい小さなエレベーターに乗り込む。

ここまでのカスタマーエクスペリエンスとしてはかなりイマイチだったが、入り口を開けると意外とそれっぽい雰囲気だ。受付に1人女性がいて、お客さんは誰もいない。予約していたNuCalmという機器を体験してみる。この女性の説明によると20分の仮眠が2時間の睡眠に匹敵する効果になるという。首に何やらクリームを塗り、電極のようなものを2つ取り付ける。ノイズキャンセリング付きのヘッドホンとアイマスクをして準備完了。

ヘッドホンからはいかにもリラックスさせてくれそうな音楽が流れている。そこそこ大きい音量のため半分覚醒しているような状態ではあるが、ヨガの疲れもあり比較的すぐ寝てしまったように感じる。終了すると確かにスッキリはしたが、普通の昼寝との違いは正直わからなかった。他にも赤外線サウナや酸素カプセルのようなものなど色々あって気になったので、今度はそちらを体験してみたい。(ちなみにNuCalmの仕組みを後から調べたところ、てんかんの治療などに用いられる経皮迷走神経刺激療法という技術が使われているらしい。)このお店でN Yの視察は終了した。(Part 6に続く)

赤外線サウナ。効果を期待させるデザイン。
サイヤ人が乗っていそう。